
Taboo
Executive Producer
2020年 Tabooにとって20周年となる記念の年
アニバーサリーイベントを企画してた最中の年初
世界を未曾有の危機が襲った
コロナ禍だ
僕らはライブ活動を自粛し 未知なる禍に怯えながら萎縮し
さらには「正義」という名の大義なきSNSの中傷や監視体制に怯えている
音楽をはじめとするカルチャーや エンタテインメントはライフラインに直結しないものとして捨ておかれ 仲間達と築いてきた音楽の歴史や想いは断絶の危機に瀕する
とても大きな憂いを持ちながら第一歩を踏み出せない自分がいた
歳を重ねたからであろうか
守るべきものが増えたからであろうか…
自問自答をしながら過ごした半年間
一方で歩みを止めたことにより
自らの未来に残された音楽でのキャリアを振り返る貴重な時間でもあった
そんな時に 友人と話しながら思い出した事があった
「自らの音楽への初期衝動」だ
キャリアを重ね 様々なものに守られているようで 実は大切なパッションの部分が陰っていなかっただろうか
大いに反省し これまで当たり前であった環境や音楽の魅力を再認識した
2021年は僕らの音楽のリスタート
初期衝動への回帰の年
そう考えれば 2020年は貴重な雌伏の時となる
龍は大きく天に駆け上がるために ひっそりと息を潜め力を蓄える
必要なことはライフスタイルのシフトではない
漫然とした平和や環境に甘えていた自らとの決別だ
Tabooは
2021年に「音楽再生元年」を掲げ
カルチャーのハブとなるミッションを携えて立ち上がろうと決めた
冷牟田 竜之
Tatsuyuki Hiyamuta
● 出身地:福岡県
● 血液型:O型
ルースターズ井上富雄と共に”ブルー・トニック&ザ・ガーデン”を結成し、プロとしての音楽キャリアをスタートする。
1987年、”ブルートニック”としてメジャーデビュー。同時に、”東京スカパラダイスオーケストラ”では、アルトサックス/ギター/アジテートマン担当としても活動をスタート。
1990年、”東京スカパラダイスオーケストラ”(以下、スカパラ)にて、シングル「MONSTER ROCK」、アルバム「スカパラ登場」でメジャーデビュー。この頃より音楽活動は”スカパラ”が中心となり、ヴォーカル、クリーンヘッドギムラ亡き後、フロントマンとしてステージで観客を煽動(アジテート)し続け、その後のブレイクへ繋がる。
1996年、公演先の「タイJAZZフェスティバル」で、不運にも交通事故に遭い、後遺症が残るほどの重傷を負うが、半年の入院を経て、完治を待たず早期復帰。
1998年、クラブイベント”Taboo”を始動させ精力的に活動を続ける。”スカパラ”では、自らリーダーとなりミニアルバム「火の玉ジャイブ」、アルバム「FULL-TENSION BEATERS」をプロデュース。デビュー17年目にして最高のセールスを記録し、名実共に世界最高のSKAバンドに押し上げた。しかし、事故の後遺症から完治をしていない状況の中、度重なるツアーでの身体的負担から、グループを脱退。音楽活動も休止し治療の専念に従事した。
2010年、ソロ企画として新バンド”DAD MOM GOD”で音楽活動を再開し、アルバム「Poems like the Gun」のリリースからツアーを敢行、完全復活をなし遂げた。
2011年、”DAD MOM GOD”がメジャーレーベル「アリオラ・ジャパン」より2nd アルバム「ISN'T IT DMG ?」をリリース。さらに新バンドとして”エスカルゴ”、本格SKAバンド”THE MAN”を始動。イベント”Taboo”の再始動など、キャリアのマイルストーンとなる精力的な1年になる。
2016年、最新バンド”MORE THE MAN”を結成。「スペシャルズ」の2ndを連想させるバンド名で、神出鬼没、ライブ・シーンに殴り込みをかける。”スカパラ”在籍時から一貫して追い求めてきた、「ROCK」「SKA」「JAZZ」のもっともヒリついた部分を抽出してミクスチャーしたサウンド。2017年の「フジロック」では元晴(ex SOIL &"PIMP"SESSIONS)加入。2018年2月よりOhyama"B.M.W"Wataru (ex PE'Z)がtpとしてサポートメンバーで参加、6月30日現メンバーとして初のミニアルバム 「Eyes Wide Shut」をリリース。クールでスリリングな音を追い、SKA(ダンスミュージック)をアップデートし続ける。
数々の苦難を乗り越え、ステージでオーディエンスを先導する冷牟田竜之のシルエットは、進化し続けるSKAの現在進行形!
2020年、新たな困難に立ち向かうべく、冷牟田は”Taboo”プロジェクトチームを新たに結成。音楽、ファン、仲間の力を信じ、今日も全身全霊でアジテートする!!